2020/03/07
茗圃のお弁当
この度、ご要望やお問い合わせの多い、お弁当につきまして、ご案内させていただきます。
「本格的な広東料理をご自宅やオフィスで」というご要望にお応えして、お弁当をご提供させていただきます。「飲茶セット」に加えまして、お料理付きの「中華弁当」もいくつかご用意させていただきます。
①飲茶セット(蓮)・・・・1,800円(税別)
海老蒸し餃子、広東焼売、大根餅、春巻き
五目炒飯、又は、香港屋台風醤油焼きそば
②中華弁当(香港)・・・・2,480円(税別)
海老蒸し餃子、広東焼売、大根餅、春巻き
鶏肉とカシューナッツの炒め、或いは、香港風赤酢の酢豚
五目炒飯、又は、香港屋台風醤油焼きそば
③中華弁当(潮州)・・・・2,880円(税別)
海老蒸し餃子、広東焼売、大根餅、春巻き
海老のチリソース炒め、或いは、牛肉のオイスターソース炒め
五目炒飯、又は、香港屋台風醤油焼きそば
お問い合わせ先
名古屋市中区栄 2-12-22 茗圃(みょうほ)
☎ 052-253-7418
2020/03/07
春のメニュー
3月に入り、コースの内容を、春のメニューに変更いたしました。
ディナーのコース料理は、広東料理らしさを大切にしつつも、春を感じさせてくれる素材を用いて、季節感をお楽しみいただけるよう工夫しました。(詳しくはメニュー欄をご参照ください。)
ランチタイムの飲茶に関しましては、季節野菜の蒸し餃子をい始めとして、爽やかな香りをお楽しみいただける點心を考案しました。
ティー・タイムには、特別のお菓子をご用意して、皆様のお越しをお待ちいたしております。
名古屋市中区栄 2-12-22 茗圃(みょうほ) スタッフ一同
2020/02/28
春の點心 ‐ 季節野菜の餃子
今年は、春の訪れも早いようで、二月中ではございますが、「春の點心」をご紹介いたします。
”フキ” と ”蕗の薹” を用いた、季節野菜の餃子です。是非、ご賞味下さい。
2020/02/20
飲茶の歴史
現代では「飲茶」といえば、焼売や餃子のことを思い浮かべる方が多いと思いますが、本来の意味は、読んで字の如く「茶を飲む」こと、その歴史は3000年とも、4000年ともいわれます。
多くの見識者は、茶は、陸羽が「茶経」を著した唐代に起こり、宋代に栄えたとしますが、漢代に、四川の王褒(おうほう)が記した、主人と奴隷との間で交される契約文『僮約(どうやく)』の中に、「武陽で茶を買う」という記述があり、この頃(紀元前後)すでに飲茶の習慣があったことを伝えています。中国の歴史の中で、お茶が最初に登場するのは、「神農(しんのう、農業・漢方の祖)」の逸話です。神農は、野草とお茶の葉を食べていたと伝えられていますが、この伝説から、お茶の起源は紀元前2700年頃、神農時代とする見方もあります。神農の伝説は、さすがに神話の域を出ないとする向きもあり、専ら生物学的見地から検証をしても、やはり、茶の起源・発祥は、雲南省、乃至は四川省であろう、そして、おそらく3000年を超える歴史を刻んでいるのであろうことが分かります。
大航海時代になって、西洋人が中国にやって来て「飲茶(ティー・セレモニー)」というもてなしに触れ、この仏教文化特有の習慣を取り入れるべく、東インド会社を通じて、大量の茶葉や茶具を西洋に持ち込んだことは、よく知られているところです。マイセンやロイヤルコペンハーゲン、ウェッジウッド等の著名な磁器製造メーカーがヨーロッパ各国の王室の肝入りで誕生し、アヘン戦争を経て、英国によって、インド、セイロン(現在のスリランカ)に紅茶の生産のノウハウが移植され、ヨーロッパにおける飲茶、所謂「アフターヌーン・ティー」のスタイルが定着しました。
一方、中国では、「文化大革命」によって伝統的な仏教文化が否定され、貴重な文献は破棄され、それとともに茶の文化も廃れてしまいます。それでも、茶の生産地や香港、台湾といった一部の地域において、かろうじて飲茶の習慣は伝承されてきました。しかしながら、仏教文化が棄却され、茶藝がその機軸を失ってしまうと、飲茶といっても、それがお茶を飲むことというよりも、後に広州に起こった、點心をお茶と共に楽しむ食事のスタイルを指すようになっていきます。日本において、懐石料理が「濃茶」を飲むための前座的な位置づけのものであったことが忘れ去られ、グルメブームの到来とともに、懐石料理自体が脚光を浴びる一方で、茶道は習い事、或いは、趣味の領域にとどまるようになっていくのと同様に、中国茶藝も、一部の好事家の興味の対象となっていきます。ようやく1980年代になって、台湾において、中国の伝統的茶藝の再興を試みる動きが胎動し始め、一時的な中国茶ブームをもたらしましたが、文化的というよりも、多分に商業的な取り組みに終始している感を拭い去れません。こうした状況から、現在では、「アフタヌーン・ティー」というと、あたかも西洋のものというような認識がなされているといっても過言ではありません。
こうした状況を鑑みて、本来の中国の伝統的茶文化の掘り起こしを、是が非でも実現したいというミッションをもって、2009年の12月に《茗圃(みょうほ)》は開店しました。まずは現代における飲茶のカタチ、即ち「お茶」と「點心」の両方をキッチリと提供するところから、10年の経過を経て、ようやく本来の中国式「ティー・セrテモニー」の復元というところまで到達することが出来ました。茶藝師と點心師の双方を要する体制を維持していくことは容易ではございませんが、西洋人を魅了した「ティー・セレモニー」の醍醐味を。現代に生きる皆様にお楽しみいただけることを、私達《茗圃(みょうほ)》のスタッフ一同、新たな決意と誇りをもって、ご案内して参りたく存じます。
2020/02/20
旬の食材の特別料理
《茗圃(みょうほ)》では、お客様のご要望の食材を特別に仕入れ、お好みの調理法で、ご提供させていただくことができます。2月から3月にかけましては、「渡り蟹」、「オマール海老」、「車海老」を生きた状態で仕入れ、お客様のご来店の日時に合わせて、ご提供をさせていただいております。旬の特選素材を最高の状態でお召し上がりいただくために、ご来店3日前のご予約にて承ります。