2020/04/09
テイクアウト商品について
テイクアウト商品につきまして、さらに充実したラインナップを揃えさせていただきました。《茗圃(みょうほ)》のテイクアウト商品はご注文を頂いてから調理をいたします(15分~30分かかります)。事前に御用命いただきますと、待ち時間なくお渡しが出来ます。
★印は、お勧め商品です。広東料理ならではの調理法で、他の中華料理店の商品とは一味違います。
①単品(価格はいずれも税別)
楊州炒飯(五目炒飯)
・・・・・ 1,000円
香港屋台風醤油焼きそば
・・・・・ 1,000円
油淋鶏(若鶏の唐揚げ)
・・・・・ 1,280円
鶏肉とカシューナッツの炒め
・・・・・ 1,480円
★豚肉の中国黒豆みそ炒め
・・・・・ 1,480円
香港風赤酢の酢豚
・・・・・ 1,480円
中国野菜のあっさり炒め
・・・・・ 1,580円
海老のチリソース炒め
・・・・・ 1,680円
海老のマヨネーズ炒め
・・・・・ 1,680円
★香港風魚の蒸しもの
・・・・・ 1,800円
牛肉のオイスターソース炒め
・・・・・ 1,800円
★海鮮あんかけ焼きそば
・・・・・ 1,880円
★九種前菜の盛り合わせ
・・・・・ 2,480円
★お徳用オードブル盛り合わせ
・・・・・8,800円(3名様)
杏仁豆腐
・・・・・・ 600円
マンゴープリン
・・・・・・ 600円
茉莉花茶
・・・・・・ 1800円
鉄観音
・・・・・・ 180円
普洱茶
・・・・・・ 180円
②點心セット・・・・・ 1,800円
點心4種と 1)、又は2) の御飯ものセット
海老蒸し餃子、大根餅、焼売、春巻き
(仕入れの関係で、點心の内容が、一部
変更になる場合がございます)
1) 楊州炒飯、
2) 香港屋台風醤油焼きそば
③中華丼(各種)
唐揚げ’(油淋鶏)丼
・・・・・1,680円
★スペアリブのトーチ蒸し丼
・・・・・1,880円
★香港風蒸し魚丼
・・・・・2,180円
④中華弁当
料理一品、點心4種、御飯もの
海老蒸し餃子、大根餅、焼売、春巻
(仕入れの関係で點心の内容が、一部
変更になる場合がございます)
楊州炒飯か、香港屋台風醤油焼きそば付
中華弁当(香港)・・・・2,480円
a)、b)、c) いずれかと4種點心、御飯もの
a) 鶏肉とカシューナッツの炒め、
b) 香港風赤酢の酢豚、
c) 豚肉の中国黒豆みそ炒め
中華弁当(潮州)・・・・2,880円
d)、e)、f) いずれかと4種點心、御飯もの
d) 海老チリ
e) 海老マヨ
f) 牛肉のオイスターソース炒め
その他、ご予算に応じて、各種ご要望も承ります。
ご注文、お問い合わせは、
名古屋市中区栄 2-12-22
中国茶・粤菜・點心 茗圃(みょうほ)
052-253-7418 まで
2020/03/07
茗圃のお弁当
この度、ご要望やお問い合わせの多い、お弁当につきまして、ご案内させていただきます。
「本格的な広東料理をご自宅やオフィスで」というご要望にお応えして、お弁当をご提供させていただきます。「飲茶セット」に加えまして、お料理付きの「中華弁当」もいくつかご用意させていただきます。
①飲茶セット(蓮)・・・・1,800円(税別)
海老蒸し餃子、広東焼売、大根餅、春巻き
五目炒飯、又は、香港屋台風醤油焼きそば
②中華弁当(香港)・・・・2,480円(税別)
海老蒸し餃子、広東焼売、大根餅、春巻き
鶏肉とカシューナッツの炒め、或いは、香港風赤酢の酢豚
五目炒飯、又は、香港屋台風醤油焼きそば
③中華弁当(潮州)・・・・2,880円(税別)
海老蒸し餃子、広東焼売、大根餅、春巻き
海老のチリソース炒め、或いは、牛肉のオイスターソース炒め
五目炒飯、又は、香港屋台風醤油焼きそば
お問い合わせ先
名古屋市中区栄 2-12-22 茗圃(みょうほ)
☎ 052-253-7418
2020/02/20
飲茶の歴史
現代では「飲茶」といえば、焼売や餃子のことを思い浮かべる方が多いと思いますが、本来の意味は、読んで字の如く「茶を飲む」こと、その歴史は3000年とも、4000年ともいわれます。
多くの見識者は、茶は、陸羽が「茶経」を著した唐代に起こり、宋代に栄えたとしますが、漢代に、四川の王褒(おうほう)が記した、主人と奴隷との間で交される契約文『僮約(どうやく)』の中に、「武陽で茶を買う」という記述があり、この頃(紀元前後)すでに飲茶の習慣があったことを伝えています。中国の歴史の中で、お茶が最初に登場するのは、「神農(しんのう、農業・漢方の祖)」の逸話です。神農は、野草とお茶の葉を食べていたと伝えられていますが、この伝説から、お茶の起源は紀元前2700年頃、神農時代とする見方もあります。神農の伝説は、さすがに神話の域を出ないとする向きもあり、専ら生物学的見地から検証をしても、やはり、茶の起源・発祥は、雲南省、乃至は四川省であろう、そして、おそらく3000年を超える歴史を刻んでいるのであろうことが分かります。
大航海時代になって、西洋人が中国にやって来て「飲茶(ティー・セレモニー)」というもてなしに触れ、この仏教文化特有の習慣を取り入れるべく、東インド会社を通じて、大量の茶葉や茶具を西洋に持ち込んだことは、よく知られているところです。マイセンやロイヤルコペンハーゲン、ウェッジウッド等の著名な磁器製造メーカーがヨーロッパ各国の王室の肝入りで誕生し、アヘン戦争を経て、英国によって、インド、セイロン(現在のスリランカ)に紅茶の生産のノウハウが移植され、ヨーロッパにおける飲茶、所謂「アフターヌーン・ティー」のスタイルが定着しました。
一方、中国では、「文化大革命」によって伝統的な仏教文化が否定され、貴重な文献は破棄され、それとともに茶の文化も廃れてしまいます。それでも、茶の生産地や香港、台湾といった一部の地域において、かろうじて飲茶の習慣は伝承されてきました。しかしながら、仏教文化が棄却され、茶藝がその機軸を失ってしまうと、飲茶といっても、それがお茶を飲むことというよりも、後に広州に起こった、點心をお茶と共に楽しむ食事のスタイルを指すようになっていきます。日本において、懐石料理が「濃茶」を飲むための前座的な位置づけのものであったことが忘れ去られ、グルメブームの到来とともに、懐石料理自体が脚光を浴びる一方で、茶道は習い事、或いは、趣味の領域にとどまるようになっていくのと同様に、中国茶藝も、一部の好事家の興味の対象となっていきます。ようやく1980年代になって、台湾において、中国の伝統的茶藝の再興を試みる動きが胎動し始め、一時的な中国茶ブームをもたらしましたが、文化的というよりも、多分に商業的な取り組みに終始している感を拭い去れません。こうした状況から、現在では、「アフタヌーン・ティー」というと、あたかも西洋のものというような認識がなされているといっても過言ではありません。
こうした状況を鑑みて、本来の中国の伝統的茶文化の掘り起こしを、是が非でも実現したいというミッションをもって、2009年の12月に《茗圃(みょうほ)》は開店しました。まずは現代における飲茶のカタチ、即ち「お茶」と「點心」の両方をキッチリと提供するところから、10年の経過を経て、ようやく本来の中国式「ティー・セrテモニー」の復元というところまで到達することが出来ました。茶藝師と點心師の双方を要する体制を維持していくことは容易ではございませんが、西洋人を魅了した「ティー・セレモニー」の醍醐味を。現代に生きる皆様にお楽しみいただけることを、私達《茗圃(みょうほ)》のスタッフ一同、新たな決意と誇りをもって、ご案内して参りたく存じます。